■内容の浸透度を重視した研修
橋場では、新入社員の雇入れ時教育を改修してまいりました。
従来は、研修資料を印刷して新入社員に配布し、資料を読みながらの研修でしたが、より理解を深められるように、スライドや動画映像をモニターに投影する方法に変更いたしました。これにより、文字で説明を受けるよりも具体的なイメージがしやすくなり、各自の理解度が高まりました。
特に、ドライバー用の研修テキストは何百ページもあり、目で文字を追うだけでも大変です。印刷する手間やコストもかかっていたので、テキストをPDF化し、研修時に大型モニターで投影することで、コスト低減と理解度向上の両方を達成することができました。
■安全とプロ意識を育むプログラム
新人研修では、会社説明や社会人マナー、安全衛生教育などの基本的なカリキュラムに加え、職種別の個別研修や法令遵守事項の説明を実施。これは、事故や法令違反を未然に防ぐために重要となります。また、業務上の禁止事項や「百貨店納品代行者としての心構え」について丁寧に伝え、橋場の一員として働く自覚を育めるように教育しています。
ドライバー:初任運転者研修を実施し、安全運転の基本や運行管理、健康管理などの知識を習得します。また、動画を活用したテールゲート(トラック後部の昇降装置)特別講習を行い、質疑応答で不安や疑問点を解消。その後、先輩ドライバーから直接指導を受けて実地研修を行います。
作業員:倉庫内作業における注意点をまとめた動画で、実務を学びます。その後、簡単な実地研修、倉庫内見学をしながら、動画での学びを実際に体験し、理解を深めていきます。
■社員の意識向上でサービスを磨く
トラック運行や倉庫内作業において、品質と安全を確保するためには技能と知識が欠かせません。これを社員に徹底させるには、社員教育が必須です。社員教育を見直すことで内容を深く理解できるようになり、ドライバーや作業員の意識もアップ、事故低減につながると考えています。
このように社員一人ひとりのスキルを向上させ、大切な商品を安全に運ぶことにより、さらなる顧客満足度向上に努めてまいります。